悪気がなくても傷ついている人がいるのかもしれない
子供の頃から「わんこ」が家にいました。
当然、わんこは家族の一員でした。
今は、動物の病気の研究も進み、
助かる命は多くなったとはいえ
わんちゃん、ねこちゃんの寿命は人間より短い。
愛情をそそいで一緒に暮らしてきても、
先に逝ってしまい
それを看取るのも飼い主さんの役目です。
今年は、うちのわんこが
重い病気になりました。
病気になった時は、最善の治療を・・
との思いで頑張ってきました。
ある時、とても尊敬している方に
「犬でしょう。それで出かけられないの?」と。
その時、わんこは、とても弱っていました。
少しの時間でも一緒にいたいと願っていました。
(わんちゃん、ねこちゃんが家族にいない人は
わからないよね。自分の子供と同じだよ!)
と・・心の中では何度も叫んでいましたが、
「すみません。行けません。」と返事をすることが
精一杯でした。
うちのわんこは、そう長くない事は
口に出して言わなくてもわかっていました。
奇跡を信じて、高度医療を受けながら・・。
自分の会社にも連れてきて、
ずっと一緒にいた時期もありました。
目が離せなかったのです。
その時に言われた…
「犬でしょう」→犬ぐらいでしょ。
と、私には聞こえてしまったのです。
大切にしている人、動物など
誰にでも大切な存在はあります。
弊社にもペットロスの方はいらっしゃいます。
とても心が傷ついていて、
どのようにカウンセリングをしたらよいのか・・
と思う場面も多々遭遇します。
しかし、私にはこの気持ちが
痛いほどわかります。
動物が好きでない方には、
理解しがたいのかもしれませんが
心無い一言に傷つく人は
多くいるのです。
・・・私は傷つくのではなく
この時、がっかりしただけでした。・・・